社内メールをチェックしていたら、気になるコラムがはいってたので、ご紹介

インドネシア・ジャカルタでも「カリフール」などの大型スーパーマーケットが繁盛している。
“パサール”と呼ばれる伝統的な市場などより、大量仕入れ・大量販売の利点を生かして、値段も安いからあまり裕福でない庶民にも人気がある

こうした大型スーパーの支払いカウンターでは、土日ともなると買い物籠を下げた客が列を成し、支払いにもかなり時間を取られる

どこの店舗でも、この支払いカウンターを通り過ぎた辺りで必ずといってよいほど目

「口座を開設してクレジットカードを作りませんか」というプロモーションを行っている。
たった今通過した支払いカウンターでは、
「私の前の客はカードで払っていた。自分は薄い財布から現金を取り出して支払った」
・・・なんとなく損をした気分になるのか・・
かなりの人たちが、ここでカードを作っているようだ

名前、住所、勤め先や「KTP」という身分証明書を提示すれば、いとも簡単に「クレジット・カード」が出来上がってしまうようだ。
聞くところによると最初の200万ルピア位までは、これで問題なく使用できるとのことだ。
「銀行の出店」は一行ではないので、中にはまとめて2行、3行とカードを発行してもらう“モサ”もいるらしい

こうして「カード地獄」に取り込まれてしまった人たちが、結構な数に上る。

支払いが滞ってしまった人たちに対し、銀行側は「支払い督促」を行うが、なかなか回収の目処が立たないと、「債権回収業者」に業務を委託することになる。
インドネシアの“怖い”ところは、この回収業者が、はっきり言って「暴力団」に近い輩だということだ。
国営の大銀行でさえ、いとも簡単に「個人情報」を含めた債務者の情報を「暴力団」に流し、回収を依頼している。


(一説によると、回収された金額の半分以上が、回収業者の利益に消えてしまうとのことだが銀行としてはゼロより良いとのことだ)
「暴力団」ともなれば、「個人補償」を入れているかどうかなど法的な問題には関係なく、その債務者の家族はもとより、どうやって調べるのか・・かなり遠い親族・友人などにまで「取立て」の手を伸ばす。
インドネシアの女性と結婚していた日本人の某友人。
ある時、そんな暴力団から自宅に電話

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